ティンバーランド社では、全てのビジネスが独特の方法で運営されています。米国本社では、社員たちが世界でもっと革新的は製品を作るのに全力で取り組んでいるのを見ることができます。社内の託児所からは子供達の笑い声が聞こえます。ティンバーランド社内に最近ショップをオープンさせた全米規模のユース協会である「シティーイヤー・ニューハンプシャー」の熱心な若者たちも一生懸命に働いています。そして会社全体を通して、「好調に業績を伸ばすこと」と「社会的に良いことをすること」とが密接に関わり合っているのがはっきりと示されています。
ティンバーランドの歴史は1918年までさかのぼります。マサチューセッツ州ボストンの小さな靴屋でティンバーランドの創立者であるネイサン・シュワーツがステッチの利いたブーツ作りを始めました。彼自身の手でレザーを裁断し、縫製し、ソールを貼り付けることで、ネイサンは精巧なレザーブーツの作り方を習得しました。1952年、ネイサンはアビントン・シューカンパニーの権利の半分を手に入れました。3年後、彼は残りの権利を買い取り、息子たちを会社に招きいれたのです。お互いが力を合わせ、彼らは10年近くも大手靴メーカーのために靴を作りました。
現代では誰もが知っている完全防水のブーツも、60年代には存在していませんでした。シュワーツ一族は、フットウエア業界に射出成型の技術を導入することによって、改革に一役かったのです。この技術は、縫い合わせることなく、ソールとレザーアッパーを合体させ、本当の意味での完全防水ブーツを作り上げるものでした。
1973年、オリジナルの完全防水ブーツの名称としてティンバーランドというブランドネームが誕生しました。その後、ブーツが大変有名になったことにより、会社名も「The
Timberland
Company」に変更されました。70年代後半には、カジュアルシューズやボートシューズがラインに加わりました。
80年代を通じて世界中の顧客がこのブランドに反応しました。その後、実権はシドニー・シュワーツへと移り、彼のリーダーシップの下、ティンバーランドはイタリアで事業を立上げ、国際市場への進出を果たしました(現在世界中でティンバーランドは販売されています)。
その後、「ティンバーランド」のウエアと女性用シューズも発表されました。1989年には、ボストンに本拠を置き、さまざまな若者たちが社会貢献活動を通じて地域社会を支援することができるよう設立された民間ボランティア組織である「シティーイヤー」とパートナーシップを結びました。「シティーイヤー」との関係は、ますますパワフルなものとして現在も続いています。
90年代に入ると、「社会貢献活動への道」プログラムといった大胆なアイデアが開始されましたが、これはティンバーランドの社員がその地域社会に対してボランティア活動を行うために40時間の有給休暇が取得できるというものです。ティンバーランドは、時計、ソックス、バックパック、子供用シューズを始めとする数々の商品群を導入してきました。
さらに1998年には、プロフェッショナルな方の仕事の為のブーツ
シリーズである「ティンバーランドPROシリーズ」を立上げました。また、ジェフリー・シュワーツが世界中で社会に対して責任を持つ企業としての21世紀の見本となるようティンバーランドを志向させることで、祖父が始めた会社と父親が生み出したブランドをまとめあげるべくトップの地位を受け継いだのです。

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